イソトレチノインについて

重症のニキビや難治性のニキビに内服薬でアプローチ ビタミンA誘導体配合で、ニキビができにくい状態を目指す
イソトレチノインとは、レチノイドというビタミンA誘導体の一種を配合した、重症のニキビやほかの治療法では変化を感じづらかったニキビに対して処方される内服薬です。
皮脂の分泌を抑え、毛穴の詰まりや炎症を防ぐため、今あるニキビにアプローチするだけでなく、ニキビができにくい状態を目指せます。
イソトレチノインは、FDA(米国食品医薬品局)をはじめとする諸外国の行政機関で承認済みで、1980年代から欧米では広く使用されています。
日本ではニキビ治療薬として承認はされていません(2026年時点)。しかし、他のニキビ治療では再発を繰り返してしまうケースに対し、イソトレチノインは有用な選択肢の1つとして日本でも医師の判断のもとクリニックで処方されています。
このような場合はご相談ください
- このような場合はご相談ください
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- 他のニキビ治療では効果を実感できなかった
- 何度も同じ場所にニキビができてしまう
- 重症化したニキビをケアしたい
- 炎症性ニキビが複数あり目立つ
- 顔以外にも、背中・胸元・肩周りなどにもニキビができやすい
- 過剰な皮脂分泌・毛穴の開き・いちご鼻を徹底的にケアしたい
イソトレチノインの特徴

重症のニキビ・難治性のニキビに根本からアプローチ
イソトレチノインは、ニキビの発生源となる皮脂腺そのものに働きかけ、皮脂分泌にアプローチします。
皮脂をエサにするニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖しづらい環境となるため、強い赤み・腫れを伴う重症のニキビや難治性のニキビに働きかけることができるのが特徴です。
また、今あるニキビへの対症療法としてだけでなく、皮脂分泌を整えニキビができにくい肌へと導くため、服用終了後も肌の状態をキープしやすくなると臨床的に報告されています。(※効果には個人差があります)

過剰な皮脂分泌を抑え、角栓による毛穴の開きやいちご鼻などを予防
イソトレチノインは皮脂の分泌を抑えることが期待されるため、肌のテカリやベタつきを軽減。
皮脂は角栓の材料の1つであり、皮脂の分泌が抑えられると毛穴が詰まりにくくなるため、角栓により毛穴が物理的に押し広げられた毛穴の開きや、酸化した角栓が目立ち、鼻がいちごの表面のように見えるいちご鼻の予防が期待できます。
皮脂トラブルの根源にアプローチすることにより、毛穴が目立ちにくく、キメの整った健やかな肌を目指せます。

肌のターンオーバーを整え、ニキビ痕ができるリスクを軽減
イソトレチノインには、表皮の大部分を占める角化細胞(ケラチノサイト)の働きをサポートし、肌のターンオーバーを整えるという特徴もあります。
それにより、毛穴の出口が塞がれる角化異常という状態を防ぎ、初期ニキビであるマイクロコメド(微小面ぽう)の形成抑制にも働きかけます。
重症のニキビが長引くと、真皮層にまでダメージが及び、クレーター状の凹凸や頑固な色素沈着といったニキビ痕が残ることも。
イソトレチノインは炎症を抑制することで真皮へのダメージを軽減し、ニキビ痕が残るリスクにも配慮されています。
イソトレチノインの特徴
イソトレチノイン
内服
- イソトレチノインの特徴
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- 過剰な皮脂分泌を抑え、テカリ・ベタつきを軽減する
- 体の内側から整え、炎症性のニキビにアプローチする
- 毛穴の詰まりにアプローチし、角栓やいちご鼻を予防する
施術の流れ
- 1 カウンセリング・診察
- 医師が肌の状態を丁寧に診察し、イソトレチノインの適応を判断します。
- 2 血液検査
- 肝機能や脂質代謝に影響がないかを確認するため、服用前は血液検査を行います。
- 3 処方・服用開始
- 体重や肌の状態に合わせ、適切な用量のイソトレチノインを処方します。
- 4 定期的な診察
- 経過観察で肌の状態を確認し、1ヶ月に一回定期的に血液検査も行いながら、服用を継続します。
月経のチェックや必要に応じて妊娠確認も可能です。
よくあるご質問
イソトレチノインの服用後、実感できるのはいつから?
個人差があり、早い方では1ヶ月程度で変化を感じる場合もありますが、一般的には6~10ヶ月程度かかる傾向にあります。(体重・用量によって異なります)
副作用(皮むけ・乾燥)などが起きた場合、どのくらい続く?
皮むけや乾燥といった副作用は、イソトレチノインを服用している間は続き、服用を中止すると落ち着くのが一般的です。
副作用の程度が強い場合は、薬の用量や服用する間隔などを調整することも可能なため、当院へご相談ください。
イソトレチノインの処方は、熊本市では保険適用される?
いいえ。保険適用外の自由診療であることをご了承ください。
イソトレチノイン服用中、ニキビが悪化する「好転反応」はある?
はい。服用し始めの頃に、ニキビが一時的に悪化する、いわゆる好転反応が見られる場合がありますが、その後落ち着くのが一般的です。
好転反応が不安な場合は、服用開始時の用量を調整することも可能ですので、ご相談ください。
イソトレチノインの服用期間終了後、ニキビが再発することはある?
年単位でニキビができづらい方もいれば、数ヶ月程度でニキビが生じる方もいます。
ただし、服用前よりは健やかな肌の状態をキープしやすくなるとされています。
イソトレチノイン服用中に、レーザー脱毛やルメッカなどは受けられる?
イソトレチノインの服用中の肌はデリケートで、通常よりもリスクが高いと考えられるため、レーザー脱毛やルメッカなど肌を刺激する施術はお控えいただいております。
また、ピーリング施術やピーリング成分を含むホームケアアイテムにも注意が必要です。
施術やホームケアアイテムの再開時期については、医師にお尋ねください。
イソトレチノインは、妊娠中・授乳中も服用できる?
イソトレチノインの服用中は、妊娠・授乳は禁忌です。
イソトレチノインには、胎児に先天異常を引き起こすリスクと、母乳中へ移行する懸念が指摘されているためです。
服用中および服用終了後6ヶ月は、妊娠・授乳・献血を絶対に避けましょう。
治療期間中の避妊方法や、終了後の妊娠タイミングについては、日本産婦人科学会認定・産婦人科専門医として個別にご相談いただけます。
低用量ピル(OC/LEP)やIUS(ミレーナ等)の処方・管理も院内で一貫して対応しています 。
イソトレチノインとの飲み合わせで注意が必要な薬・サプリメントは?
以下のとおりです。詳しくは、医師にご確認ください。
【併用禁忌のもの】
・ビタミンAおよびビタミンA誘導体配合の製剤・サプリメント
・テトラサイクリン系抗生物質
・全身性ステロイド内服薬
イソトレチノイン10mg・20mg・40mgなど、量の違いは何?
1日1回20mgを食後に服用するのが基本ですが、皮むけや乾燥といった副作用が心配な方は10mgを、体重によっては40mgを処方する場合もあります。
詳細は医師にお尋ねください。
【施術の内容】イソトレチノイン
【施術期間および回数の目安】1日1回内服 ※状態によって異なります。
【リスク・副作用等】催奇形性、流産、粘膜の乾燥、頭痛、嘔吐、筋力低下など
未承認医薬品等であることの表示(医療広告ガイドラインに基づく記載)
本施術は、医薬品医療機器等法において国内で承認されていない医薬品・医療機器を使用する自由診療です。
1.未承認医薬品等であることの明示
本施術に使用するイソトレチノインは、日本国内においては医薬品医療機器等法上の承認を得ていません。
2.入手経路等
当院の医師が輸入代行業者を通じて個人輸入しています。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は、厚生労働省のHP(個人輸入において注意すべき医薬品等について)をご確認ください
3.国内の承認医薬品等の有無
国内において、同一の性能を有する承認医薬品・医療機器はありません。
4.諸外国における安全性等に係る情報
主要な欧米諸国等において承認され、使用されています。
5.医薬品副作用被害救済制度について
医薬品副作用被害救済制度について万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。