試験直前でも慌てないために
― 生理日をどう調整するか、正しい選択を ―
受験や資格試験、大切な予定を控えているとき、
「生理が重なりそうで不安…」という声はとても多く聞かれます。
生理日は、医学的に調整することが可能です。
ただし、「いつ・どう調整するか」によって、適した方法は変わります。
生理日調節には2つの方法があります
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早める方法 (前倒し) |
遅らせる方法 (繰り下げ) |
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| 開始時期 | 生理開始から3〜5日目 | 生理予定日の5〜7日前 |
| 服用期間 | 約10日間 | 生理を避けたい日まで |
| 生理が来る時期 | 服用終了後2〜5日 | 服用中止後 |
| 試験当日の服薬 | 不要 | 必要 |
| 特徴 | 当日は薬を飲まずに済む | 直前でも対応可能 |
「早める方法」が向いているケース
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試験や大切な予定までまだ日数に余裕がある
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当日はできるだけ体調を万全にしたい
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薬の服用を当日にしたくない
この方法は、あらかじめ生理を終わらせておくため、
当日は身体も気持ちも落ち着いて過ごせるのが最大の利点です。
「遅らせる方法」が適しているケース
一方で、
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すでに試験日が迫っている
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直前になって予定が決まった
という場合には、「遅らせる方法」が現実的な選択になります。
この場合、試験当日もホルモン剤を内服する必要がありますが、
吐き気などの副作用が心配な方には、制吐薬(吐き気止め)を併用することで対応可能です。
「遅らせる=つらい」というイメージを持たれがちですが、
適切な処方を行えば、多くの方が問題なく過ごせます。
大切なのは「今の自分に合った選択」
生理日調整に“正解”はひとつではありません。
・余裕をもって準備できるなら「早める」
・直前であれば「遅らせる」+体調管理
どちらも医学的に正しい選択肢です。
大切なのは、
「無理をしない」「一人で悩まない」こと。
最後に
生理はコントロールできるものです。
そして、その方法は一人ひとり違います。
大切な日に力を発揮するために、
不安を抱えたまま我慢するのではなく、
ぜひ早めにご相談ください。
あなたの状況に合わせて、最も負担の少ない方法を一緒に考えます。
みやはらレディースクリニック
院長 宮原 陽
(産婦人科専門医・婦人科腫瘍専門医・女性医学専門医)