子宮頸がんについて
子宮頸がんとは
子宮頸がんは40代が発症のピークで、最近では10代後半から20代に増加しています。主な原因はHPV(ヒトパピローマウィルス)感染で、性行為によって広まるため一生のうちで80%の女性は、感染した経験をもっています。初めてセックスする年齢が低下しており、20歳から2年に1度の検診が重要です。
当院では、子宮頸がんでお悩みの患者様に寄り添った親切・丁寧な診療で適切な治療を行っております。
熊本で子宮頸がんでお悩みの方はみやはらレディースクリニックまでお気軽にご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 生理以外で出血がある
- 性交時に出血する
- においを伴う茶色の膿が出る
- 水っぽいおりものが出る
- おりものの量が増えた
- 下腹部の痛みがある
主な症状
初期の状態は異形成(前がん病変)と呼ばれ、症状がありません。ごく一部が上皮内がん(早期がん)に進行し、さらにごくわずかな人が進行がんになります。不正出血や月経不順、性交時の出血、おりものの増加を感じることがあり、さらに進行すると腰痛も発生します。
検査
子宮頸がんの検査には細胞診があり、異常が見つかればコルポスコープ(腟拡大鏡)で詳しく観察しながら異常がありそうな部分を狙った組織診を行います。これによって異形成、上皮内がん、浸潤がんの状態を区別することができます。
がんの診断になると、CTやMRIでがんの広がりを確認し、腫瘍マーカー検査も行います。早期発見ならほぼ100%治癒可能で、妊娠や出産にも支障ありません。
当院の治療方法
異形成の場合、軽度や中等度の場合は検診を継続し、自然治癒も期待できます。高度異形成の場合はレーザー蒸散術や円錐切除術におる子宮の温存が可能ですが、必要に応じて子宮摘出手術が行われます。
進行したがんには広汎子宮全摘出術が行われ、場合によっては放射線治療や化学療法も選択されます。手術後は排尿障害やリンパ浮腫のリスクがあります。
子宮を失っても女性としてのアイデンティティは変わりません。
予防が可能ながんであり、HPVワクチンは15種類前後のハイリスクHPVに対し、特に16型と18型に効果的です。現在では9価ワクチンもあります。ワクチン接種後も定期的な検診が重要です。