PMS(月経前症候群)について
PMS(月経前症候群)とは
PMS(Pre Menstrual Syndrome)は、女性の月経前期に現れる身体的および精神的な症状の総称です。120歳前半から閉経までの女性の約2~10%に影響する疾患で、日本でも増加傾向にあります。
当院では、PMS(月経前症候群)でお悩みの患者様に寄り添った親切・丁寧な診療で適切な治療を行っております。
熊本でPMS(月経前症候群)でお悩みの方はみやはらレディースクリニックまでお気軽にご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 生理前や生理中に気分が落ち込む
- 生理前から眠気とイライラで集中できない
- 生理痛が重い
- 生理前や生理中に肌荒れがひどくなる
- 生理中に吐き気でつらくなることがある
- 生理前や生理中に腰痛や下腹部が痛くなる
主な症状
PMSの症状は身体的なものとして腹部緊満感、肩こり、頭痛、むくみ、体重増加、便秘、乳房緊満感などがあり、精神的なものとしてイライラ感、怒りっぽさ、無気力、集中力低下が挙げられます。これらの症状が排卵後から月経までの期間に持続し、日常生活に支障をきたすことが特徴的です。
原因
PMSの原因は未だに明確ではありません。神経伝達物質のセロトニン、プロスタグランジン、食事、ライフスタイルなどが関与する可能性が指摘されていますが、具体的な要因は特定されていません。
検査
月経前1週間に特定の症状が4つ以上(①-④の一つは必須)現れ、月経とともに消失し、これらが日常生活に支障をきたす場合に診断されます。
他の疾患の除外も行われます。
①気分の不安定
②イライラや怒りやすい
③不安感・緊張感
④うつ状態・自己評価の低下
⑤仕事・趣味などへの興味消失
⑥倦怠感・エネルギー低下
⑦集中力低下
⑧食行動変化(甘いものを食べたくなるなど)
⑨睡眠障害
⑩その他の身体症状(乳房緊満感・体重増加・むくみ・頭痛・肩こりなど)
当院の治療方法
PMSの治療法は確立されていませんが、多岐にわたります。低用量ピルなどのホルモン剤、漢方薬、利尿剤、抗うつ剤、サプリメント、食事制限、運動、認知行動療法などの治療が試みられていますが、いまだに明確な治療法はまだ存在しません。対処治療が行われ、症状に応じたアプローチが取られます。 PMSの症状を把握するためには、症状日誌が有効です。これにより月経前後の変化を把握し、適切な対処が可能です。心療内科との連携も重要です。